ユーロ圏の物価リスクを注意深く監視＝ルクセンブルク中銀総裁

5月23日7時25分配信 ロイター


　［ルクセンブルク　２２日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁は２２日、ＥＣＢはユーロ圏の物価安定に対するリスクを注意深く監視していると述べた。
　同総裁は記者団に対し、消費者物価インフレは年末にかけ、おそらく２％を超える水準にまで上昇するとの見方を示した。
　ドイツの賃金動向については、ＥＣＢはユーロ圏全体の賃金交渉を緊密に追っていると指摘。「われわれの目的は物価安定で、以前から言っているとおり状況を極めて注意深く監視している」としたほか、ユーロ圏の国や地域によって異なる生産性や失業率の動向と物価動向を考慮するよう社会のパートナーに求めると述べた。
　ＥＣＢは生産性の伸びを上回る賃金協定に対して定期的に警告を発している。




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